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お食餌について~ペレット編③<成分>

ペレットのパッケージには成分の表示がされていますが、その項目の中で注目したいのは次ぎの4つです。

*粗タンパク質(protein, min) ・・・穀類が多く配合されているペレットは数値が高くなります。タンパク質過多になると肥満のもとにもなりますし、お腹にガスがたまりやすくなったり、盲腸糞を食べ残すようになったりする場合もあります。

*粗脂肪(fat, min) ・・・穀類、ナッツ類が多く配合されているペレットは数値が高くなります。また、毛球症予防と称して植物油脂を配合したペレットもありますが、腸内で吸収されるので肥満になってしまうだけで、毛球症予防になるとは思えません。

一方、毛球除去材に含まれる油脂はグリセリン等で腸内では吸収されません。毛球症予防と考えるなら、専用の除去材を利用する方がいいと思われます。
・・・が、毛球除去材も不安なことがいろいろと!!!毛球除去材について以前詳しく調べたものをUPしているので、詳しいことはそちらを読んでください。

時々、カボチャの種、ひまわりの種、くるみ、インゲン豆、グリーンピース、・・・などが配合されている恐ろしいペレットを見かけますが、種全般はうさぎさんには食べさせてはいけない食材です。(美味しそうに食べますが・・・絶対にダメ!)

*粗繊維(fiber, min / fiber, max) ・・・草食動物のうさぎに一番大切な繊維質です。含有量が少ないよりは多いほうが良いペレットといえるでしょう。しかし、<うさぎと暮らす#29>の特集によると、『牧草に比べて細かく繊維質が分断されたペレットでは、十分に腸管内の消化効率をあげて排泄を促すことは難しい(~要約)』とあります。

なので、健康な消化器官を維持するためには、ペレットの繊維質に頼りすぎるのは危険です。お野菜や牧草などの植物をメインに食べさせて、体に必要な繊維質を確保してあげることが大切に思います。

ペレットには、この繊維質含有量の数値を増やすために、原料の牧草(ティモシー/アルファルファ)以外にも・・・各種胚芽、ぬか類(種の周りについている皮)、ビートパルプなどが添加されています。表示されている繊維質の全てが牧草からのものではないということを知っておくべきだと思います。

*カルシウム(calcium, min / calcium, max) ・・・カルシウムを過剰に摂取すると、尿路結石の原因になるといわれています。おしっこに白い沈殿物が多く見られたりすると『カルシウムの摂取量を控えるように。』、『カルシウム含有量の少ないペレットに切り替えるように』とお医者さんにいわれます。

ペレットに含まれる成分は均一ではないので、きちんとした表記には必ず<××以上~××以下>と書かれていると思いますが、最大値を確認してください。

最小値しか書かれていないものは、その数値以上・・・上限どのくらいが含まれるのか結局は分からないことになります。

うさ飼いさんなら皆さんご存知でしょうが、アルファルファはカルシウムを豊富に含んでいます。カルシウムを抑えたいうさぎさんは、ティモシーを主原料としたペレットを選ぶようにした方がいいようです。

ところがたいていのペレットは、嗜好性を高めるためにアルファルファとティモシーを混合しているものがほとんどです。低カルシウムをうたったペレットでも、平然とアルファルファを配合していますのでよくラベルを見てくださいね。

(成長期の仔うさぎさん、妊娠中のママうさぎさんはカルシウムが必要ですよ。)

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ちなみにそれぞれの項目について最もいい数値だったペレットをこっそりとお話しましょう♪ (以下~反転します)

*繊維質含有量が一番多い
 ⇒ Oxbow/T  (25~29%)平均値27%  ダントツです!

*カルシウム含有量が一番少ない
 ⇒ Wooly社 シニア・フォーミュラ (0.35~0.65%)平均値0.5%

 ⇒ APD社 Timmy(0.4~0.6%)平均値0.5%

*原料の牧草にティモシーだけを使ってる
 ⇒ Oxbow/T 
 ⇒ APD社 Timmy

一般的に、繊維質含有量として20%以上のものが良いといわれています。最小値、最大値で表記されているので平均値で判断して、それをクリアしている銘柄は・・・
Wooly社 Show Formula、Wooly社 Senior Formula、Oxbow 15/23、Oxbow T、APD社 Timmy、バニセレMSダイエット、バニセレMSヘルスケア
(バニセレ、メンテナンス、シニアについては最小値の表記がないために算出できないので除外しています)

最大値、最小値の平均値を出して、カルシウム含有量が1%未満の銘柄は・・・
Wooly社 Wool Formula、Wooly社 Senior Formula、Oxbow 15/23、Oxbow T、コンフィデンス、APD社 Timmy、APD社 Alffy、バニセレMSダイエット、バニセレMSヘルスケア
(バニセレのグロース、メンテナンス、シニアについては最大値の表記がないため算出ができないので除外しています)

うさ友さんのmaiさん、おりおりさんからの情報も参考にさせてもらいました。

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尿路結石の予防や治療中に病院でよく勧められるコンフィデンスですが、なぜか原料がアルファルファであったり、実際にカルシウム含有量(0.6~0.8%)が特別に少ないわけでもない・・・んですよね。
トウモロコシやハチミツを配合していて・・・ちょっと内容にも不安を感じています。

ところがうちの子たち、コンフィデンスを食べているんですよね(^_^ゞ (笑)
(我が家は今現在、Oxbow 15/23、Show Formula、コンフィデンスの3種類を混ぜて与えています。)

それには理由があって、第一に・・・ソフトタイプのペレットとハードタイプのペレットを併用したいこと。コンフィデンスはソフト、他の2つはハードです。(これに関してはお食餌について~ペレット編④<形状> で詳しく触れたいと思います) 

もうひとつは・・・内容的に優れているOxbow 15/23 とShow Formulaは・・・残念ながら美味しくないのですよ(><) 美味しいコンフィデンスと混ぜてあげることで、ごまかされてこれらの2つのペレットも完食してくれています。

そして最後に・・・1種類のペレットでは、パッケージが新しくなる時に半々に古いものと新しいものとを混ぜてあげないと、ロットが違うと味が微妙に違う場合があって、食に対するこだわりと警戒心の特に強いうさぎさんは食べてくれなくなる場合があるのですが、複数のペレットを混ぜてあげているとパッケージを切り替える時に新旧を混ぜてあげるといった手間が省けます。(他の2種類のペレットの味が変わらないから、1種類だけ新しいパッケージになっても味がごまかされている様子)
あと・・・1種類の味だと飽きがくることもあるようなのですが、我が家ではそれがありませ~ん♪

3種類同量混ぜているので、実際にコンフィデンスは1食につきたったの2gしか食べていません。これだったら、トウモロコシやハチミツの害はさほど気にするレベルではなく、お楽しみ・・・の範囲ではと思うのです。(私の独断ですが)

尿路結石の原因に関しては、カルシウム過多だけではなく、シュウ酸とのバランスも関係してくるといわれています。

お野菜をお食餌として毎日食べているうさぎさんは、カルシウムとシュウ酸の関係についても知っておく方がいいと思います。

うさ友さんのえちゅこさんが、詳しくまとめてくれています(①~⑦)ので・・・ぜひそちらもご一読下さい。

(~以下④につづく)

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うさぎのお食餌」カテゴリの記事

コメント

相変わらずうーさんママさん研究熱心!!スゴイなぁ~happy01
我が家は、最初に出身店で食べていた推奨のものをずっと引き継いでいます。なので、2ウサとも違うペレットなんですが、袋の裏側見ても、「あ、こっちのほうがちょっとカルシウム多いのね~、こっちのほうがハードタイプなんだぁ~」ってカンジですsweat02
もうペレットは少量で、今はペレット牧草CFバランスを混ぜてますが、これなくなったらどうしよう~~…と考えています(^^;)(一応、賞味期限分まで買い貯めsweat01

下のさーちゃん&まーちゃんのおソロのハーネス姿可愛い~heart02

★>ルビーさん
お久しぶりです♪いつもそちらにお邪魔しているのですが、お話を読ませてもらうばかりで、申しわけありません(><)
Blogもお帰りなさい!!ですね。これからも更新を楽しみにしています(*^^*)

CFバランス・・・残念ですよね。うちも・・・1歳をすぎてから、あげるようになっていたので、生産終了を聞いてガッカリしています。
ルビーさん同様に、愛用されている方も多いんじゃないのかなぁ。
1年で廃盤は残念としか言いようがないです。

うちはペレット牧草の方だけ引き続きあげることになると思います。
うちの子たちの場合・・・牧草も良く食べるし、歯が悪いわけでもないですが、ペレット牧草の触感やお味がお気に入りみたいですね♪

Wooly社もこれから新製品も発表があるみたいで・・・楽しみなんですけど、シニア用のペレットのようです。
うさフェスタ、行かれるんですかぁ??(大都市圏に住みたいなぁ!)

~from うーさんママ★

投稿: ルビー | 2008年11月10日 (月) 10時22分

ふんふん。なるほど~!
粗繊維質=牧草ではないんですね。
よくわかりました~。
ペレットの味にまったく抵抗を示さないぼたんには、やっぱりコンフィデンスは不要だなあ、と益々、日々、思います。
なにより、バニセレと混ぜるとコンフィデンスだけ残してしまう!
不要なはちみつ等を食べたくない子にあげることはないですよね。
しかし、3kg買っちゃったし・・・(泣)
非常食にでもしよう。。。
ところで、うちは体重2kgに対して一日40gのペレットなんですが(ほかに野菜を食べます)、よそのうさちゃんはもっと少ない子を目にします。
いつでもいいので、適量についても教えて欲しいです♪

★>maiさん
うさぎさんは食にこだわりがある子が多いって聞きますから、これまでずっと食べてきたバニセレの味にこだわりがあるのでしょうね、ぼたんちゃん。

繊維質の話はまた回を改めてお話をしたいと思っているのですが、繊維質にも色々とあって、中性デタージェント繊維、酸性デタージェント繊維とがあるんです。
酸性の胃液にも溶け残って腸まで届けられる繊維・・・これが酸性デタージェント繊維と呼ばれていて、うさぎさんの消化器官に必要な繊維質なんですよ。
酸性デタージェント繊維は、リグニンと呼ばれる植物の葉や茎の細胞壁に含まれる成分が主成分・・・と理解しています。
なので・・・腸の煽動運動に必要な繊維質を取ろうと思ったら、ぬかや胚芽ではだめ・・・なんだと。
(ビートパルプは、ビートのどの部分なのか良く分からないのですが・・・。まだ調べ中です)
なので植物の葉や茎を食べないと、十分な酸性デタージェント繊維の摂取ができない、って思うんですよね。

もうちょっと勉強して、まとまったら・・・UPします♪

それから・・・ペレットの適量についてですが、これも難しい話だと思います。
パッケージの『体重1kgにつき何グラム』とか、『体重の何%を与えるといい』という話は、ウソだと思っています(笑)

だって人間に置き換えて考えてみてください。
成人男性が1日の取るべきカロリーがいくら・・・、とかってよく栄養学の本とかに書いてありますよね。
あれっておかしくないですか?だって、プロスポーツの選手と事務職員、1日の消費カロリー、もしくは体を維持していくために必要なカロリーが同じなんてありえません(笑)

うさぎさんについていうと、1日中部屋で放し飼いのうさぎさんと、ずっとケージで過ごして夜2時間程度部屋に出て運動するうさぎさんと、同じだけペレットを食べていたら、絶対に後者の子のほうが太ってきます。

私がBlogで提唱している、<毎日体重測定をして体調管理のバロメーターに!>っていうのは、そういうことで、体重につき何グラムペレットを・・・という画一的な見方から、これぞれにベストな体型と思われる体重を維持するためにペレットの量を増減させて微調整するという考え方にシフトしてはどうでしょうか、そう思います。

成体・・・1歳くらいの体型(体重)を目安に、体重がひどく増加(100g単位で)したら総合栄養食であるペレットを減らす、逆に換毛期直前の体力を消耗する時期には体重が減ってきますので、ペレットを増やしてあげて体重を安定させてあげる・・・。

といった具合に。

ちなみにうちの子たちはペレットの量、1食6gです。1日に12gですよね。
(そのかわり、牧草をめちゃくちゃたくさん食べますよ~~うちの子たち)

私の個人的な意見としては、1日40g!ぼたんちゃんもうBabyの成長期じゃないから・・・多すぎるように感じます。
牧草たくさんたべていますか?ペレットが多くてお腹が一杯だと・・・牧草あまり食べられないです。
お野菜も何gくらいあげているのでしょう?
おやつは???果物は???

・・・って、具合に・・・一人一人の生活環境、お食餌メニューの組み合わせや量によって、ペレットの微調整が必要だと思うんですよね。
その判断材料として、毎日の体重測定が有効・・・ってわけです。

結石の傾向があるぼたんちゃん、カルシウムの量を減らしたいそうですが、どんなにカルシウム含有量の少ないペレットを食べさせても、ペレットの量自体が多ければ、結局摂取してしまうカルシウムもそれなりの量になっちゃいます。
(とはいえ、いきなりペレットの量だけ減らさないでくださいね。体重を毎日管理をしないと栄養失調を発見できませんから)

けど・・・ウサギラスのぼたんちゃん、体重測定を自宅でするのは、ムリだろうな・・・(苦笑)

あくまでも私個人の考えなので、こういう考え方もあるんだな、って程度にとどめて置いてくださいね。

たぶん・・・何年後かに、さーちゃん&まーちゃんが元気に長生きをしてくれていれば、このお食餌の考え方が正しかった・・・ってはじめて分かるんだと思います(笑)

~from うーさんママ★

投稿: mai | 2008年11月10日 (月) 16時42分

うーさんママさんすごーい!
我が家のペレット(APD社のTIMMY)に書かれている成分とにらめっこしながら読みふけっています。
原料の牧草はチモシーだけだし、カルシウムも0.4~0.6%と低いのですが、やっぱりビートとか入ってます。
そうかこれで繊維の割合を上げていたのか!と目からうろこです。
一種類だとうさぎさんも飽きちゃうんでしょうかね。
エルムはずっと食べてくれてますがふるさとのお店でお話しを聞くと途中で食べなくなっちゃう子がいるって言ってはりました。

★>おりおりさん
お久しぶりです♪ペレットの連載読んでくださってありがとうございます。
大それたテーマを取り上げてしまいました・・・ついに。
原料、成分に関してはペレットのパッケージに書かれているデーターや、各社メーカーのサイトに公開されている数値を見て、原料に関してはそれが一体何のか・・・をネットを使って調べたので、間違いのない事実ばかりです。

あと、<うさぎと暮らす>の・・・バックナンバーに<ペレットのひみつ>という特集があったと思います。
それにも栄養素の話から詳しく書かれていました。機会があったらそちらもあわせて読んでみてくださいね。

一般的に、ティモシー原料のペレットよりもアルファルファ原料のもののほうが美味しいみたいですねぇ。
人間の味覚でも確認ができれば納得ができるのですが、こればかりは・・・ムリですが(苦笑)
アルファルファは高カロリーといわれますが、アルファルファのタンパク質はうさぎさんが消化吸収できない・・・って話も聞きました。
なので・・・Babyには高カロリーのアルファルファ原料のペレットを・・・成体になったら低カロリーのティモシーは、ウソみたいですね。

大切なのは・・・カルシウムの含有量の方だと思います。
エルムくんは最初からティモシー原料のペレット(APD社のTimmy)を食べているそうなので、その点、ペレットの切り替えをしなくてすんでずっと健康的な気がします♪

ビートパルプが酸性デタージェント繊維なのか、中性デタージェント繊維なのか、胚芽やおからはどちらの繊維なのか?
もうちょっと詳しく調べてみないと、私も分からないことが一杯です。(苦笑)
ただ、私自身も書かれている繊維質含有量・・・原料の牧草にふくまれる繊維質の数字かと思っていたので、きっと同じように思われているうさ飼いさんもほかにいらっしゃるはず、と思い今回明記してみました。

酸性の胃液にも溶け残ってそのまま繊維を腸まで届けないと・・・煽動運動になりませんからねぇ。
ペレットの材料配分のうち、どのくらいが実際に牧草の粉末なのか・・・と思った時に、穀類をまとめた総量のほうが圧倒的に多い気がするのです。

複数のペレットをミックスしてあげる・・・って言うのは、我が家の場合なので、それをみなさんにお薦めしているわけでは、決してありません。
それぞれの場合によるので。
うちは、まーちゃんがBabyのころになかなか体重が増えなくて、食が細かったんですね。どうにかたくさんペレットを食べて栄養をしっかり取ってもらいたい、そう思って工夫した結果が・・3種類混合、ってわけです。
まだ若い二人ですから、しばらくの間はこのままでいいでしょうが、シニアの域に達した時はまた考えなくちゃ・・・って思っています。

Timmy・・・いい感じのペレットで、教えてくださってありがとうござました。

~from うーさんママ★

投稿: おりおり | 2008年11月10日 (月) 20時20分

お返事が遅くなってしまっています・・・ごめんなさい!!
私の今回まとめたデーターは、全てのペレットを完全に網羅したものではないので、『こんな良いペレットがあるよ』、とか、『これからこれに変えたらカルシウム値が下がった♪』とか、『このペレットを食べてたら不正咬合になってしまった!』なんて話があったら、ぜひぜひお聞かせください。
(匿名でも大丈夫です!)笑
・・・けど結構・・・むつかしい?どう???

みなさんコメントをありがとうございます♪

投稿: from うーさんママ | 2008年11月13日 (木) 02時59分

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